幸せな結婚生活を送るためには、自分にぴったりの結婚相手を見つける必要があります。
この記事では、後悔しない結婚相手の選び方を解説します。
結婚前にパートナーの価値観や金銭感覚、家族への接し方などをチェックすることで、理想の相手を見つけることができるはずです。
結婚相手選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。
結婚相手を選ぶときに見るべきポイント
結婚は人生において非常に重要なイベントのひとつです。だからこそ、勢いや感情だけで決めるのではなく、さまざまな角度から相手を見極めることが重要になります。ここでは、結婚相手を選ぶうえでチェックすべきポイントをご紹介します。
金銭感覚が似ているか
金銭感覚は、生活レベルや将来設計に影響するポイントです。結婚生活において、お金に関する価値観の違いは、大きなストレスやトラブルの原因になりかねません。そのため、パートナーのお金の使い方はしっかり確認しておきましょう。
たとえば、「浪費癖はないか」「貯蓄しているか」「お金を使う優先順位は何か」「ローンや借金に対してどのような考えを持っているか」、さらに「収入に対して無理のない生活を送っているか」といった部分を確認することで、パートナーのお金の使い方、考え方を知ることができます。
結婚前に、お互いの収入や支出、貯蓄額、借金の有無などをオープンに話し合い、金銭感覚の一致を確認しておきましょう。また、結婚後の生活費の分担方法や家計管理についても、具体的なルールを決めておくことが大切です。
価値観が似ているか
価値観は、人生の指針となるものであり、結婚生活を共に過ごすうえで、重要な要素です。価値観が大きく異なると衝突が起きやすく、日々の生活の中でストレスを溜めていってしまいます。そのため、あなたとパートナーの価値観が似ているかどうかは確認しておくことがおすすめです。
たとえば、「夫婦のあり方」「家事・育児に対する考え方」「仕事への取り組み方」「ワークライフバランスの考え方」などをチェックすると、相手がどのような価値観を持っていて、その価値観が自分と近しいものかどうか知ることができます。
価値観は、育った環境や経験によって大きく変わります。結婚前に、お互いの価値観について深く話し合いましょう。
家族を大切にしているか
結婚は、二人の関係だけでなく、お互いの家族とのつながりも生まれます。パートナーが家族を大切にする人であれば、結婚後もあなたの家族と良好な関係を築ける可能性があります。自分の家族とパートナーを合わせ、相手がどのような接し方をするかチェックしましょう。
たとえば、「家族に対して思いやりの心を持ってくれているか」「家族の意見を尊重しながらも自分の意見を伝えられているか」「失礼な言動や行動を取っていないか」といった部分を確認することで、パートナーの家族に結婚前に、お互いの家族と会ったり、交流する機会を持つことも大切です。パートナーの家族に対する言動や態度をよく観察し、結婚後の家族関係をイメージしてみましょう。
ちゃんと話し合いができるか
結婚生活では、パートナーと意見の食い違いが起きることがしばしばあります。そんなとき、冷静に話し合い、問題解決に向けて協力し合えるかどうかは良好な夫婦関係を築くうえで大切になります。そのため、意見の衝突が起きたときも、パートナーが冷静に話し合える人かどうかチェックしておきましょう。
- 相手の話をじっくりと聞き、理解しようとしてくれるか
- 感情的にならずに、冷静に話し合いができるか
- 問題が発生した際、一緒に解決策を見つけようと努力できるか
- お互いの意見を尊重し、妥協点を見つけられるか
このようなパートナーであれば、喧嘩した際も落ちついて話し合うことができ、問題解決に向けて一緒に努力していける可能性があります。日頃から、些細なことでも話し合う習慣を身につけておくとよいです。
人の悪口を言ったり、嘘をついたりしていないか
信頼関係を築くうえで、誠実さは欠かせない要素です。人の悪口が多い、嘘をつくなど、誠実さに欠ける行動は、結婚生活において不安要素となります。パートナーがそのような人かどうか事前に確認しておきましょう。
たとえば、「よく小さな嘘をつく」「何かと人の悪口を言う」などの特徴があるパートナーでは結婚後、苦労することが多くなるかもしれません。嘘や悪口は、信頼関係を大きく損なう行為です。パートナーが誠実な言動を心がけているか、日頃から注意深く観察しましょう。
互いの欠点を受け入れられるか
誰にでも長所と短所があります。結婚生活では、お互いの短所を受け入れ、支え合うことが大切です。あなたはもちろん、パートナーもあなたの欠点を受け入れてくれる人かチェックしましょう。
あなたが失敗したときに相手がどのような反応をするか あなたの苦手分野を知ったときに相手はどのような言動をするか上記のように、普段の生活の中でパートナーの言動を観察してみましょう。
もしあなたが失敗したときに心ない一言をかけるようであれば、相手の欠点を受け入れることができない人と判断できます。
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結婚相手の選び方でよくある失敗パターン
結婚相手選びは、人生における重大な決断の一つです。しかし、その選択を誤ってしまうと、後々後悔することになりかねません。ここでは、よくある失敗パターンと、その理由について詳しく解説していきます。
「都合の良い夫」「都合の良い妻」で結婚相手を選ぶ
「結婚したら楽になる」
「家事や育児を手伝ってくれそう」
といった、自分の都合だけで相手を選んでしまうのはNGです。このような理由で結婚を決めると、夫婦関係の悪化を招きやすくなるからです。たとえば、「思ったより家事をやってくれない」「全然、奢ってくれない」などのことが原因で、相手への愛情が薄れてしまい、関係が破綻しやすくなるわけです。
結婚生活は、楽しいことばかりではありません。むしろ、予想外の困難や苦難に直面することも多いです。そんなとき、お互いを思いやり、支え合える関係性が築けていなければ、乗り越えることは難しいでしょう。表面的な条件だけで相手を選んでしまうと、いざ結婚生活が始まってから、「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性が高くなります。
収入などの条件面だけで相手を決める
高収入、高学歴、社会的地位など、条件面だけで結婚相手を選んでしまうのも、よくある失敗パターンです。もちろん、経済的な安定は重要ですが、それだけで幸せな結婚生活が送れるとは限りません。むしろ、金銭的な価値観の違いから、夫婦間でトラブルが生じるケースも少なくありません。
また、条件だけで結婚相手を選んでしまうと、相手の人間性や価値観を見誤ってしまう可能性があります。結婚生活において大切なのは、お互いを尊重し、支え合える関係性を築けるかどうかです。条件面だけに目を奪われず、相手の人間性を見極めるようにしましょう。
感覚を重視しすぎて付き合ってすぐに結婚する
「この人だ!」という直感やフィーリングを大切にすることは重要ですが、結婚となると話は別です。感覚を重視しすぎて、交際期間が短いまま結婚してしまうと、後々、価値観や生活習慣の違いに悩まされる可能性があります。
結婚前に、金銭感覚、仕事に対する考え方、家族との付き合い方など、様々な面について話し合い、お互いの価値観を理解しておくことが重要です。また、一緒に生活するとなると、家事分担や生活リズムなど、現実的な問題も出てきます。短期間の交際では、相手の本当の姿を見極めることは難しいです。時間をかけてお互いを理解し、結婚生活に対する覚悟を共有することが大切です。
結婚はゴールではなくスタートです。幸せな結婚生活を送るためには、相手選びが非常に重要となります。焦らず、時間をかけて相手を見極め、「この人となら!」と心から思えるパートナーを見つけましょう。
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理想の相手を見つけるには、まず自分を知ることから始める
結婚相手探しは、物件探しと似ている部分もあります。広さや間取りなどの希望条件が明確なほうが効率的に探せるように、結婚相手を探すうえでも、まずは「自分にとっての理想の条件」を明確にすることが大切です。
「どんな人と結婚したいか」を考える前に、まずは「自分はどんな人間なのか」を深く見つめ直してみましょう。自分自身を理解することで、本当に求めているパートナー像が見えてきます。
何をされると嬉しいか
まずは、日常生活の中で「どんな時に喜びを感じるのか」「どんな言葉をかけてもらうと嬉しいのか」を具体的に書き出してみましょう。
- サプライズでプレゼントをもらった時
- 疲れている時に「いつもお疲れ」と労いの言葉をかけられた時
- 落ち込んでいる時に話を聞いてもらえた時
このように些細なことでも構いません。
自分がどんなことに喜びを感じるのかを把握することで、パートナーに求めるべきことが明確になります。
何をしているときが楽しいか
次に、自分が「何をしている時に楽しいと感じるのか」「どんなことに熱中するのか」を分析してみましょう。
- 旅行の計画を立てている時
- 休日に映画鑑賞をしている時
- 友人とランチをしている時
自分の趣味や価値観を共有できるパートナーと出会えれば、結婚生活はより豊かなものに。共通の趣味を持つことで、一緒に楽しめる時間が増え、二人の絆もより一層深まります。
自分ができないことは何か
人は誰しも得意なことと苦手なことがあります。家事が苦手、早起きが苦手など、自分の弱点を把握しておくことも大切です。
「自分にはできないこと」を認識することで、パートナーに頼るべきポイントが見えてきます。パートナーと協力し、お互いの弱点を補い合える関係を目指しましょう。
何を嫌だと感じるか
「どんなことをされると嫌な気分になるのか」
「どんなことに許せないと思うのか」
を明確にすることも重要です。
たとえば、「嘘をつかれること」「約束を破られること」「干渉されること」などが挙げられます。これらのポイントは、結婚生活を送るうえで「譲れない価値観」となる可能性があります。
あらかじめ自分の価値観を整理しておくことで、価値観の相違による衝突を未然に防ぐことができます。
どんな行動を許せないか
「浮気」「借金」「暴力」など、結婚生活において絶対に許容できない行動を明確にしておきましょう。
これらの問題は、結婚生活を破綻に導く可能性もある深刻な問題です。
自分にとっての「許せない一線」を明確に伝えることで、パートナーとの間に健全な境界線を引くことができます。
自分自身を深く理解することは、理想のパートナーを見つけるための第一歩です。
自分と向き合い、本当に求めているパートナー像を明確にすることで、後悔のない結婚相手選びにつなげましょう。
お互いに高め合えるパートナーがベスト
結婚は、生活の基盤を共にするパートナーとの共同作業です。共に成長し、高め合える関係は、人生の喜びを何倍にもしてくれます。理想の結婚相手は人それぞれですが、ベストなのはやはり、お互いを尊敬し合ったり、高め合ったりするパートナーです。ここでは、お互いを高め合えるパートナーの特徴をご紹介します。
尊敬できる部分がある
尊敬できる部分がある相手と一緒なら、自然と尊敬の念を持って接することができます。尊敬は、相手への理解を深め、良好な関係を築くための土台となります。尊敬できる部分を持つパートナーとの生活は、刺激と学びに満ち溢れているでしょう。
目標達成を応援してくれる
結婚後も、仕事や趣味など、それぞれの目標に向かって努力するカップルは多いです。お互いの夢や目標を理解し、応援し合える関係は、心の支えとなり、困難な状況も乗り越える力を与えてくれます。
新しい価値観を与えてくれる
育ってきた環境や価値観が違う者同士が同じ時を過ごすのが結婚です。相手の長所や新しい価値観に触れることで、視野が広がり、自分自身も成長することができます。そんな新しい価値観を与えてくれるパートナーも、お互いを高め合える存在と言えます。
まとめ
結婚相手は条件だけで選ぶのではなく、金銭感覚や価値観、家族への思いやりなど、結婚生活において重要なポイントを見極めることが大切です。
また、「どんなときに喜びを感じるか」「どんなことに不満を抱くか」など、自分自身について深く理解し、向き合うことで、本当に求めるパートナー像が見えてきます。
焦らず、じっくりと相手を見極め、理想の結婚相手を見つけてみましょう。