「最近、妻がそっけない…」
気づいたら妻の態度が冷たくなり、家に居づらくなっている男性は多いのではないでしょうか。
この記事では、妻が夫に冷めてしまう原因を解説します。
また、妻が夫に愛情がないときサインや、すでに冷めてしまったときの対処法、そして妻に冷められる前にできることもまとめています。
夫婦関係にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
妻が夫に冷める時10選
長年連れ添った夫婦にも、すれ違いや価値観の不一致から、愛情が冷めてしまう瞬間が訪れることがあります。
ここでは、妻が夫に冷める時によくあるケースを10個解説します。
「思い当たる…」と感じる部分があれば、夫婦関係を見直すきっかけにしてみてください。
妻が大切にしてくれていないと感じた時
結婚当初は、記念日を祝ったり、日頃から感謝の言葉を伝え合ったりしていたにも関わらず、月日が経つにつれ、そうした行為が減っていくことは珍しくありません。
しかし、女性は、言葉や態度で愛情表現されることを重視する傾向があります。「結婚記念日を忘れた」「誕生日プレゼントがいつも無難なもの」「感謝の気持ちを伝えてくれない」など、些細に思えることでも、積み重なれば「私は大切にされていない」と感じ、夫への愛情が冷めてしまう原因になりかねません。
【例】
- 夫が結婚記念日を覚えておらず、妻が言うまで何かしようともしなかった
- 体調が悪い時でも、「大丈夫?」の一言だけで、家事や育児を手伝ってくれようとしない
- 日ごろの感謝の言葉が嬉しいのに、夫は「いつも感謝してるよ」の一言で済ませてしまう
夫が約束を守らない時
「仕事が忙しくて帰りが遅くなる」 「休日は家でゆっくりしたい」
など、夫婦間で、あるいは家族間で交わした約束を、夫が軽視して守らない場合、妻の心は冷めていきます。
特に、それが何度も繰り返されると、「私のことを軽く見ているからだ」「私の話は聞いてくれない」と失望し、信頼関係が崩れてしまいます。
たとえ小さな約束でも、誠実に守ろうとする姿勢が大切です。
【例】
- 「早く帰る」と約束した日に残業や飲み会が入り、連絡もなく遅くなってしまうことが頻繁にある
- 休日は家族サービスをすると言っていたのに、実際は一日中ぐうたらしている
- 「タバコの本数を減らす」と約束したにも、こっそり隠れて吸っている
育児に非協力的な時
共働き家庭が増加する中、家事・育児の負担が妻に偏っている現状は少なくありません。
夫が、育児を「妻の仕事」と捉え、積極的に関わろうとしない場合、妻には大きな負荷がかかり、「協力してくれない」と、夫への不満を募らせていきます。
育児は夫婦の共同作業であるという意識を持ち、積極的に参加することが大切です。
【例】
- 子どもが泣いていても、スマホゲームに夢中で何もしない
- お風呂や寝かしつけなど、特定の育児しか手伝ってくれない
- 妻が体調を崩しても、「母親なんだからしっかりしろ」と責める
妻の友達や家族をけなされた時
妻にとって、友人や家族は大切な存在です。たとえ冗談であっても、夫がその大切な存在をけなしたり、悪く言ったりすると、「私の大切なものを理解しようとしない人」と失望し、愛情が冷めてしまいます。
また、妻の家族と自分の家族を比較し、自分の家族を下に見ていると感じた場合も、嫌悪感を抱くことがあります。相手の大切な存在を尊重する姿勢が大切です。
【例】
- 妻の友人の容姿をけなす
- 妻の家族の職業や学歴を馬鹿にする
- 自分の家族と妻の家族を比較し、「うちの親のほうが〜」と言う
セックスレスになった時
セックスレスは、夫婦関係の冷え込みを招く原因の一つです。
加齢や体調、環境の変化など、様々な要因でセックスレスに陥ることはありますが、お互いのコミュニケーション不足が原因で、セックスレスが長期化してしまうケースも少なくありません。
スキンシップの減少は、愛情表現の減少に繋がり、夫婦関係の溝を深めてしまう可能性があります。パートナーとのスキンシップを通じて、愛情を育む努力が大切です。
【例】
- 夫が疲れていることを理由に、誘っても断られることが増えた
- スキンシップ自体が減り、セックスの話をすることさえ気まずくなってしまった
- セックスレスについて相談しても、夫は真剣に取り合ってくれない
夫が友達付き合いを優先している時
結婚後も、友人との付き合いは大切ですが、家族との時間を犠牲にしてまで、友人との付き合いを優先する夫に、妻は寂しさや不満を感じます。
特に、子どもが生まれてからは、「家族よりも友達が大切なの?」「父親としての自覚はあるの?」と、不信感を抱く妻は多い傾向にあります。
家族との時間と友人との時間のバランスを意識することが大切です。
【例】
- 子どもの誕生日なのに、友人との飲み会を優先した
- 休日は毎週のように、友人と遊びに出かける
- 家族旅行の予定よりも、友人とのゴルフを優先した
妻の仕事やキャリアを軽視された時
女性の社会進出が進み、経済的に自立した女性が増える中、夫から自分の仕事やキャリアを軽視されると、妻は「私のことを理解しようとしない」「応援してくれない」と、落胆し、愛情が冷めてしまうことがあります。
たとえ、妻の収入が少なくても、家事や育児と両立しながら頑張っていることを認め、尊重する姿勢が大切です。
【例】
- 「どうせ女の仕事だから」と、妻の仕事を下に見ている
- 妻が仕事で疲れているのに、「家事をちゃんとやれ」と責める
- 妻がキャリアアップを目指していても、「家庭を犠牲にしてまで働く必要はない」と反対する
外と中(家)で態度が全く違う時
外では、誰に対しても優しく紳士的なのに、家では、妻に対してだけ横柄な態度をとる夫もいます。
このような「外面が良い」夫に対して、妻は「外面ばかり良くしている」と、幻滅してしまうことがあります。
家でも外でも、周囲の人に対して、誠実に接することが大切です。
【例】
- 外では愛想が良いのに家では無口で妻の話を聞かない
- 友人や同僚には優しいのに妻に対しては暴言を吐く
家族旅行など家族のイベントだけ嫌がる時
家族旅行や子どもの運動会など、家族のイベントに、夫が消極的だったり、参加を嫌がったりすると、妻は「家族と過ごすことを面倒に思っている」と感じてしまいます。
家族のイベントは、夫婦や家族の絆を深めるための貴重な機会です。積極的に参加し、楽しい思い出を共有することが大切です。
【例】
- 家族旅行の計画を立てても、「疲れるから行きたくない」と文句を言う
- 子どもの運動会や発表会に、「仕事が忙しい」という理由で来ない
- 家族でテーマパークに行っても、スマホゲームばかりしている
子どもを理不尽に叱ってばかりいる時
子どもが悪いことをした時、厳しく叱ることも必要ですが、頭ごなしに叱ったり、体罰を加えたりするようなことは避けなければなりません。
また、些細なことで叱りつけたり、感情的に怒鳴ったりする夫の姿を見て、妻は恐怖心や嫌悪感を抱き、夫への愛情が冷めてしまうことがあります。
子どもに対して、愛情を持って、冷静に叱ることが大切です。
【例】
- 子どものおもちゃを片付けなかっただけで、大声で怒鳴りつける
- テストの点数が悪かっただけで、「お前はバカなのか」と人格を否定する
- 自分の機嫌が悪い時に、子どもを八つ当たりで叱る
夫に愛情がない妻のサイン5選
夫への愛情が冷めてしまった妻は、態度や行動に変化が現れます。わかりやすい言葉で「もう無理」と言葉に出す場合もあれば、無意識の行動で表れる場合もあります。ここでは、妻の愛情が冷めてしまった時に現れやすいサインを5つご紹介します。
夫との会話が減る
夫婦の関係が良好な時は、何気ない会話も弾みます。
しかし、妻の愛情が冷めてしまうと、夫との会話が減ってしまうことがあります。
「おはよう」「おやすみ」といった挨拶程度になり、以前のように他愛のない話や仕事の話を共有しなくなることに。
また、夫が話しかけても、生返事やそっけない返事をすることが増え、会話自体を避けるようになるかもしれません。
これは、夫とコミュニケーションを取ること自体が面倒に感じてしまったり、無駄だと感じてしまったりしているサインと言えるでしょう。
夫の予定や行動に無関心になる
以前は、休日にどこへ行くのか、仕事でどんな重要な会議があるのかなど、夫の行動に興味を持っていたとしても、愛情が冷めると、夫の予定や行動に全く興味を示さなくなるケースも多いです。
夫に対して無関心のため、夫が話していても上の空で聞いていたり、スマホを触りながら生返事をしたりすることが増えます。
たとえば、「今日飲み会だから遅くなるよ」と伝えても、「ふーん」「そうなんだ」といった反応で、以前のように「誰と行くの?」「何時に帰ってくるの?」といった質問もなくなることに。
これは、夫の行動が自分にとってどうでも良いものになってしまったサインと言えます。
スキンシップを避ける
愛情表現として欠かせないスキンシップ。手を繋いだり、ハグをしたり、キスをしたりと、夫婦によって様々な形のスキンシップがあります。
しかし、愛情が冷めてしまうと、これらのスキンシップを避けようとするようになります。
夫から手を繋ごうとしても手を引っ込めてしまったり、ハグを求めてもそっけない態度を取ったり。また、夫婦生活の頻度が減ったり、全くなくなったりするケースも。
スキンシップは、愛情を伝える大切なコミュニケーションのひとつです。それが減ってしまうのは、夫婦関係に危険信号が灯っているからだと言えるでしょう。
夫を批判することが増える
愛情が冷めてしまうと、些細なことが気になって、夫を批判することが増えます。
以前は許せていたことも許せなくなり、「なんでそんなことするの?」「また同じこと繰り返してる」といった言葉が増える傾向に。
また、「あなたって本当に変われない人ね」など、人格を否定するような発言も出てくることもしばしば。どんなに夫婦喧嘩が増えたとしても、お互いを尊重し合える関係でいることが大切です。
家庭外に時間を費やす
仕事や趣味、友人との時間など、家庭外で過ごす時間が増えるのも、夫への愛情が冷めているサインの一つです。
残業が増えたり、休日も外出したりと、物理的に夫と過ごす時間が減ってしまうケースもありますが、もし後者であれば、夫と過ごす時間よりも、他のことに喜びや楽しみを見出している状態です。
それはつまり、妻の心の拠り所が、家庭ではなくなってしまっている証拠と言えます。
妻が自分に冷めてしまった時の対処法
妻が夫に冷めている時のサインが見られたら、焦って言い訳したり、怒ったりせずに、まずは冷静に状況を把握し、妻の気持ちに寄り添うことが大切です。
そして、自分自身と向き合い、二人の関係を修復するためにできることを考えていきましょう。
まずは冷静に状況を把握する
妻の言動が変わってしまった原因が自分にあるのか、他に原因があるのか、まずは冷静に状況を把握しましょう。
例えば、仕事で大きなストレスを抱えている、体調が優れない、家族や友人のことで悩んでいるなど、様々な要因が考えられます。
自分だけで判断せず、まずは落ち着いて妻の様子を観察してみましょう。
妻の気持ちを聞く時間を持ち、共感する
妻が冷淡な態度をとるようになったからといって、頭ごなしに怒ったり、無視したりするのはやめましょう。妻の気持ちを理解しようと努め、じっくりと話を聞くことが大切です。
このとき、大切なのは「共感」する姿勢です。妻の言葉に耳を傾け、「つらい思いをさせてごめんね」「あなたの気持ち、よくわかるよ」など、共感の言葉を伝えましょう。
反論したり、言い訳したりせず、まずは妻の気持ちをしっかりと受け止めることが重要です。
自分自身と向き合い、改善点を見つける
妻の話を聞いた後は、自分自身と向き合い、二人の関係を見つめ直してみましょう。妻が冷めてしまった原因は、自分自身にもあるかもしれません。
例えば、「仕事ばかりで家事や育児に非協力的だった」「妻の話を聞いていなかった」「感謝の気持ちを伝えていなかった」など、思い当たることはありませんか?
冷静に自分自身を振り返り、改善すべき点を見つけ出すことが大切です。そして、具体的な行動で改善していくことを妻に伝えましょう。
感謝の気持ちを言葉と態度で示す
夫婦になると、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、感謝の気持ちを伝えることを忘れてしまいがちです。
しかし、「ありがとう」という言葉は、夫婦関係を良好に保つための魔法の言葉です。食事を作ってもらったら「おいしいよ、ありがとう」、洗濯物を畳んでくれたら「助かるよ、ありがとう」など、些細なことでも感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
また、言葉だけでなく、態度で示すことも大切です。家事や育児に積極的に参加したり、妻の話を真剣に聞いてあげたりするなど、感謝の気持ちが伝わる行動を心がけましょう。
夫婦関係修復のための努力を続ける
一度冷めてしまった妻の心を取り戻すのは、簡単なことではありません。時間と根気が必要です。
しかし、諦めずに、二人の関係を修復するために努力を続けることが大切です。二人の思い出の場所に行ったり、共通の趣味を楽しんだり、新しいことに挑戦したりするなど、夫婦の時間を楽しむことを意識してみましょう。
また、定期的に二人の時間を設け、じっくりと話し合う機会を持つことも大切です。
焦らず、妻のペースに合わせて、ゆっくりと関係を築き直していきましょう。
妻が自分に冷める前にできること
妻に冷められてしまう前に、夫ができることはたくさんあります。
夫婦関係はどちらか一方だけが努力するものではなく、お互いの歩み寄りがあってこそ築けるものです。
これからご紹介するポイントを参考に、日頃から妻への愛情と感謝を忘れずに、良好な関係を築く努力をしてみてください。
日頃からコミュニケーションを大切にする
夫婦関係を良好に保つためには、日頃からのコミュニケーションが欠かせません。忙しさを言い訳にせず、意識的に妻との会話の時間を増やしましょう。
たとえば、仕事やニュースの話はもちろん、今日の出来事や感じたことなど、些細なことを言葉にしてみましょう。何気ない会話の中で、お互いの気持ちや考えを理解し合うことができます。 また、妻の話に耳を傾け、相槌を打ちながら、しっかりと聞いてあげるのも大切です。「うん」「そうなんだ」といった短い言葉だけでなく、「それで、君はどう感じたの?」など、話を深掘りし、妻の気持ちに寄り添う言葉をかけることが大切です。感謝の気持ちを忘れずに伝える
夫婦関係において「言わなくてもわかるだろう」は禁物です。
感謝の気持ちを言葉で伝えることは、夫婦関係を円満にするための大切なポイントです。
日頃から妻がしてくれていることに対して、きちんと感謝の気持ちを伝えましょう。
たとえば、家事や育児に関することなら、「いつも家のことをやってくれて、本当にありがとう」など。また、感謝の気持ちと一緒に、「今日の夕食、すごく美味しかった」といった具体的な内容とともに感謝することで、妻の頑張りをしっかりと見ていることを伝えられます。
さらに、誕生日や記念日など特別な日だけでなく、何でもない日にプレゼントやサプライズを用意するのも効果的です。高価なものである必要はなく、感謝の気持ちを込めた手紙や、妻が好きなお菓子など、ちょっとしたものでも気持ちが伝わります。
家事や育児を分担する
家事や育児は、夫婦で協力して行なうことが大切です。
妻だけに負担を押し付けず、積極的に協力することで、妻の負担を減らせるだけでなく、感謝の気持ちを示すことにもつながります。
たとえば、「自分は料理担当」「休日は掃除機をかける」など、分担を決めると、どちらかが負担に感じることを減らせます。得意不得意を考慮しながら、話し合って決めましょう。また、子どもと遊ぶ時間を作る、お風呂や寝かしつけを担当するなど、積極的に子育てに関わることも忘れずに行ないましょう。
妻の話を丁寧に聞く
妻の話にしっかりと耳を傾け、共感する姿勢を持つことは、夫婦間の信頼関係を築く上で非常に重要です。
頭ごなしに否定したり、自分の意見を押し付けたりせず、まずは妻の気持ちを理解するように努めましょう。
たとえば、自分の意見を伝える前に、まずは「なぜ妻はそう思うのか」「どんな気持ちで話しているのか」を考えてみるといいです。相手の立場を理解することで、より建設的なコミュニケーションを取りやすくなります。
また、「でも」「だって」といった否定的な言葉は、相手の反感を買ってしまう可能性があります。まずは肯定的に受け止め、共感の気持ちを伝えるように心がけましょう。
記念日を大切にする
誕生日や結婚記念日など、夫婦にとって大切な記念日は、二人の関係を再確認する良い機会です。日頃の感謝を込めて、特別な時間を過ごしましょう。 たとえば、旅行やレストランでの食事など、サプライズで喜んでもらえるような計画を立ててみましょう。妻の好みや希望を事前にリサーチしておくと、より素晴らしいサプライズにしやすくなります。
日ごろから妻への愛情と感謝を忘れないことが夫婦円満の秘訣です。「やってもらって当たり前」ではなく、「やってもらえることはありがたいことなんだ」という気持ちを持って、妻とコミュニケーションを取りましょう。それが、いつまでも仲の良い夫婦でいられることにつながります。
まとめ
妻は普段の夫の言動が原因で冷めていきます。妻の態度が素っ気ないなど、夫婦関係に溝が生まれているかもしれないと感じている方は、妻が自分に冷めてしまう原因をつくっていないか見直してみましょう。
そして、原因があるなら、それを改善していくことをおすすめします。夫婦の関係性をより良いものにしていくためにも、できることから始めてみるとよいでしょう。